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5.3. プンナカ学徒の問い 1053

1053.(1046)
【経典文】
"āsīsanti thomayanti abhijappanti juhanti, (puṇṇakāti bhagavā) kāmābhijappanti paṭicca lābhaṁ, te yājayogā bhavarāgarattā, nātariṁsu jātijaranti brūmi". (4)

【正田氏訳】
かくのごとく、世尊は〔答えた〕「プンナカさん、〔彼らは〕願望し、賛嘆し、渇望し、供犠をします。〔しかしながら、実のところは〕利得を縁として、欲望〔の対象〕を渇望します。彼らは、祭祀という束縛ある者たちであり、〔迷いの〕生存(有)にたいする貪り〔の思い〕に染まった者たちであり、『生と老を超えてはいない』と、〔わたしは〕説きます」〔と〕。(4)

【文法的分解】
"āsīsanti(āsiṁsati: v.3.pl.press.(=āsiṁsanti)「希望する」)
thomayanti(thomayati(=thometi): v.3.pl.press.「賛嘆する」)
abhijappanti(abhijappati: v.3.pl.press.「欲求する」)
juhanti(juhati: v.3.pl.press.「供養する」),

(puṇṇakāti=puṇṇaka(puṇṇaka: m.sg.voc.「プンナカさん」)とiti(iti: indecl.「かくのごとく」)の連声(a+i→ā)
bhagavā(bhagavant: m.sg.nom.「世尊は」))

kāmābhijappanti=kāme(kāma: m.pl.acc.「欲を」)とābhijappanti(ābhijappati: v.3.pl.press.「欲求する」)の連声(e+ā→ā)
paṭicca(paṭicca: adv.「縁りて、のために」)
lābhaṁ(lābha: m.sg.acc.「利得に」);

te(so: pron.3.m.pl.nom.「彼らは」)
yājayogā=yāja(yāja: m.「献供」)とyogā(yoga: m.pl.nom.「束縛〔した者たち〕である」)のコンパウンド
bhavarāgarattā=bhava(bhava: m.「生存、有」)とrāga(rāga: m.「貪り」)とrattā(ratta(<rañjatiのpp.): a.m.pl.nom.「染まった〔者たち〕である」)のコンパウンド,

nātariṁsu=na(na: adv.「ない」)とatariṁsu(tarati: v.3.pl.aor.「超え渡った」)の連声(a+a→ā)
jātijaranti=jāti(jāti: f.「生」)とjaraṁ(jarā: f.sg.acc.「老」)のコンパウンドとti(itiの略: indecl. 「…と」)の連声(ṁ→n)
brūmi(brūti: v.1.sg.press.「〔私は〕言います、説きます」)". (4)

【自己流訳】
かくのごとく、世尊は〔答えた〕「プンナカさん、〔彼らは〕希望し、賛嘆し、欲求し、供養します。〔でも実は彼らは〕利得のために〔諸々の〕欲を求めています。彼らは、献供に束縛〔した者たち〕であり、生存の貪りに染まった〔者たち〕であり、『生と老を超え渡っていない』と〔私は〕説きます」〔と〕。(4)

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