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5.4. メッタグー学徒の問い 1056

5.4. mettagūmāṇavapucchā
1056. “pucchāmi taṁ bhagavā brūhi me taṁ, (iccāyasmā mettagū)
maññāmi taṁ vedaguṁ bhāvitattaṁ;
kuto nu dukkhā samudāgatā ime,
ye keci lokasmimanekarūpā”. (1)

正田氏訳
1056.(1049) かくのごとく、尊者メッタグーが〔尋ねた〕「世尊よ、〔わたしは〕あなたに尋ねます。それを、わたしに説いてください。〔わたしは〕思います――あなたのことを、〔真の〕知に至る方と、自己を修めた方と。それらが何であれ、世における、無数なる形態あるものとしての、これらの苦しみは、いったい、どこから、生まれ来たのですか」〔と〕。(1)

文法解析、意味
1行目
pucchāmi (pucchāti [v.1.sg.pres] 問います、尋ねます)
taṁ (tvaṁ [pron.2.sg.acc] あなたに)
bhagavā (bhagavant [m.sg.voc] 世尊よ)
brūhi (brūti [v.2.sg.imper] 説いて下さい、言って下さい)
me (ahaṁ [pron.1.sg.dat] 私に)
taṁ (tvaṁ [pron.3.n.sg.acc] それを)
2行目
maññāmi (maññāti [v.pr.1.sg] 思います、考えます)
taṁ (tvaṁ [pron.2.sg.acc] あなたを)
vedaguṁ (vedagū [m.sg.acc] 明智者、極智者)
bhāvitattaṁ; (bhāvitatta [m.sg.acc] 自ら修習した
⇒分解 bhāvita + attaṁ のコンパウンド、連声(aの脱落)
bhāvita (bhāvetiのpp.) 修せられた ⇒bhāveti (bhavatiのcaus.) あらしめる、修する(be動詞の使役形) attaṁ (attan [m.sg.acc] 自己を)
3行目
kuto (kuto [adv.] どこから~ですか)
nu (nu [adv.] ~かどうか、ではないか、そうだろう)
dukkhā (dukkha [m.pl.nom] 諸々の苦しみ)
samudāgatā (samudāgata (samudāgacchatiのpp.) [m.pl.nom] 生じた、来た)
ime, (imaṁ [pron.m.pl.nom] これらは)
4行目
ye (ya [m.pl.nom] それらのものが)
keci(ka-ci [m.pl.nom] 何か whatever)
lokasmimanekarūpā”. (1) (lokasmiṁ +① aneka +② rūpā ①は連声、②はコンパウンド⇒    loka [m.sg.loc] 世における
aneka 一つではない、多くの
rūpa [m.pl.nom] 色、物質、形、相
略号
pron. (代名詞、pronoun)
adv. (副詞、adverb)
pres. (現在形、present)
imper.(命令法、imperative)
caus.(使役動詞、causative)

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