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5.4. メッタグー学徒の問い 1057

1057 “dukkhassa ve maṅ pabhavaṁ apucchasi, (mettagūti bhagavā)
taṁ te pavakkhāmi yathā pajānaṁ;
upadhinidānā pabhavanti dukkhā,
ye keci lokasmimanekarūpā. (2)

正田氏訳
1057.(1050) かくのごとく、世尊は〔答えた〕「メッタグーさん、まさに、苦しみの起源を、〔あなたは〕わたしに尋ねました。それを、あなたに言示しましょう――〔わたしが〕覚知している、そのとおりに。それらが何であれ、世における、無数なる形態あるものとしての、諸々の苦しみは、〔心の〕依り所(依存の対象)という因縁から発生します。(2)

文法解析、意味
1行目
dukkhassa (dukkha [n.sg.gen] 苦しみの)
ve ( [adv.] 実に)
maṅ (ahaṁ [pron.1.sg.acc] 私に)
pabhavaṁ (pabhava [m.sg.acc] 発生、起、起源)
apucchasi, (pucchati [v.aor.2.sg] 問いました、尋ねました)
2行目
taṁ (taṁ [pron.3.sg.acc] それを)
te (tvaṁ [pron.2.sg.dat] あなたのために)
pavakkhāmi (pavakkhāti [v.1.sg.fut] 説きましょう)
yathā ( [adv.] ~の如く)
pajānaṁ; (pajānant [m.sg.acc] pajānāti知る、了知する のppr.)
3行目
upadhinidānā (upadhi + nidānā コンパウンド
upadhi 依、所依 nidāna [n.sg.abl] 因、因縁)
pabhavanti (pabhavanti [v.3.pl.pres] 発生する)
dukkhā (dukkha [a.m.pl.nom] 諸々の苦しみが)
4行目
ye (ya [m.pl.nom] それらのものが)
keci(ka-ci [m.pl.nom] 何か whatever)
lokasmimanekarūpā”. (1) (lokasmiṁ +① aneka +② rūpā ①は連声、②はコンパウンド⇒    loka [m.sg.loc] 世における
aneka 一つではない、多くの
rūpa [m.pl.nom] 色、物質、形、相)
・学習メモ 分詞の形になっているものは曲用します。
略号
pron. (代名詞、pronoun)
adv. (副詞、adverb)
pres. (現在形、present)
fut. (未来形、future)
imper.(命令法、imperative)
ppr. (現在分詞、present participle)
caus.(使役動詞、causative)

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