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5.4. メッタグー学徒の問い 1061

1061 “tañcāhaṁ abhinandāmi,
mahesi dhammamuttamaṁ;
yaṁ viditvā sato caraṁ,
tare loke visattikaṁ”. (6)

正田氏訳
1061.(1054) 〔尊者メッタグーが言った〕「偉大なる聖賢よ、しかして、その最上の法(真理)を、わたしは喜びます。それを知って、〔あるがままに〕行じおこなう、気づきある者は、世における執着を超えるのです」〔と〕。(6)

文法解析、意味
1行目
“tañcāhaṁ ( tan + ca + ahaṁ
taṁ [pron.n.sg.acc] その / ca [conj] ~と、そして、また / ahaṁ [pron.1.sg.nom] 私)
abhinandāmi, (abhinandati [v.1.sg.pres] 大いに喜ぶ )
2行目
mahesi (mahe(=mahā) + isi
mahe 大いなる、偉大なる / isi [m.sg.voc] 聖者、仏、仙人)
dhammamuttamaṁ; (dhammaṁ + uttama
dhamma [n.sg.acc] 法、教法、真理 / uttama [a n.sg.acc] 最上の)
3行目
yaṁ (ya [pron.m.sg.acc] それを、関係代名詞)
viditvā (vindatiのger. 知って)
※連続体ger.は副詞adv.のような不定詞的な性格
sato (sata [m.sg.nom] 気づき)
caraṁ, (carati のppr. 行く、行ず [m.sg.nom] )
4行目
tare (tarati ①[v.1.sg.反照態] ②[v.3.sg.opt] 渡る、度脱する、超える)
※反照態は自動詞、他動詞の中間的性格。自己完結する、自然に、というニュアンス
・自動詞:目的語を必要としない動詞
・他動詞:目的語を必要とする動詞
①と②はどちらも文法的に解釈できる。
loke (loka [m.sg.loc] 世において)
visattikaṁ (visattikā [f.sg.acc] 執着、愛着)

略号
pron. (代名詞、pronoun)
conj. (接続詞、conjunction)
adv. (副詞、adverb)
interj. (間投詞、interjection)
ger. (連続体、gerund)
pres. (現在形、present)
fut. (未来形、future)
imper.(命令法、imperative)
opt.(願望法、optative)
ppr. (現在分詞、present participle)
pp. (過去分詞、past participle)
caus.(使役動詞、causative)

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