無料ブログはココログ

« 4.3. 汚れについての八なるものの経 790. (783) | トップページ | 4.3. 汚れについての八なるものの経 791. (784) »

パーリ語の入力方法(ローマ字表記で)について

 パーリ語に興味のある皆様のご参考までに、通常のパソコンに入っているフォントを使って、ローマ字表記のパーリ語を入力する方法をご紹介します。しくみとしてUnicodeという文字コードを用いていますので、特殊なフォントのダウンロードやインストールは必要ありません。

 手順の1から3でワープロソフトのWordを使っておりますが、手順5で ā などのパーリ語特有の文字を一字ずつ日本語変換入力システムに単語登録しておけば、以後は、普通の日本語変換と同様に、大抵のソフト(ブラウザ、メール、メモ帳等のテキストエディタなど)で簡単に入力できます。

 なお、手っ取り早く、かつ、Wordなどのワープロソフトを使わずにやることもできます。すなわち、手順1から3までを飛ばす代わりに、この文中括弧内に入力済みの文字(āīūṁṃṇñṅṭḍḷĀĪŪṀṂṆÑṄṬḌḶ)をコピーしてテキストエディタなどに貼り付け、手順4、5に進んでください。ただし、その場合、手順2の備考をお読みいただき、フォントの変更をすることをお勧めいたします。

手順1 : Word(2016の場合)で、[挿入]タブ-[記号と特殊文字]-[その他の記号]を順にクリックしていきます。

手順2 : そして、出てくる小さな画面の中の、「コード体系」をUnicode(16進)にし、「フォント」をTimes New Romanなど(すぐ下の備考を参照してください)にします。
(備考:Times New Romanと同じく文字の線の端に飾りのあるセリフフォントなら、他には例えばCambria、MS Serif、Roman、Sylfaenなどもお勧めです。飾りなしのサンセリフフォントなら、Arial、Calibri、Courier、MS Sans Serif、Segoe UI、Tahomaなどが良いと思います。他にもたくさんのフォントで可能なのですが、上記をお勧めする理由は、通常のアルファベットとパーリ語特有の字体が違和感がなくみえるという点です。例えば、aと、āのaの部分、nと、ṅやñやṇのnの部分がほぼ同じ、ということです。ちなみに、このブログ記事も、環境的にArialフォントがあれば優先的にそれで表示するようにしてみたつもりです。)

手順3 : 次に、同じ画面の中の、「種類」を「ラテン拡張A」にすれば、ā、ī、ū が、「ラテン拡張追加」にすれば、ṭ、ḍ、ḷ、ṅ、ṇ、ṁ、ṃ が、「ラテン1補助」にすれば、ñ が、それぞれ一覧の中に見えると思いますので、それぞれの文字を選んで、[挿入]ボタンをクリックします。各大文字も同様です。

手順4 : 上記1~3の作業を毎回するのは面倒かもしれません。そこで、解決策としては、
方法A:どこかファイルに保存しておいて、その都度コピー&ぺーストする、
方法B:一字ずつ、MS-IMEやATOKなどの日本語変換入力システムに、覚えやすい読みをつけて単語登録しておいて、漢字等の変換と同様の要領で出す、が考えられます。
個人的には、AよりもBのほうが後々楽になるのでお勧めですが、下記の手順5が難しければ、Aのほうが分かりやすくて簡単でよさそうに思います。

手順5 : 方法Bの例として、WindowsパソコンのMS-IMEでの単語登録のやり方を説明します。上記3までの方法で出力した ā という文字を範囲選択してから、タスクバーの通知領域(パソコン画面の右下)内の「あ」というマークを右クリックし、そのMS-IMEのメニュー内の「単語の登録」をクリックして単語登録画面を出し(Windows10ですと標準で言語バーがないそうですので、その場合は、[Ctrl]キーを押さえながら[F7]キーで単語登録画面を出し)、「単語」のところに ā が入っているのを確認し、「よみ」のところには、例えば「あー」など自分が覚えやすい便宜的な読み方を入れ、「登録」ボタンをクリックします。これを一字ずつやっておけば良いわけです。これで次からは、「あー」と打って変換すれば、「ā」が変換候補に出てきます。

 以上、ご参考になれば幸いです。

(文責:脇坂)

« 4.3. 汚れについての八なるものの経 790. (783) | トップページ | 4.3. 汚れについての八なるものの経 791. (784) »

感想など」カテゴリの記事