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2019年3月

4.11. 紛争と論争の経 869. (862)

【経典文】
 " Kutopahūtā kalahā vivādā, Paridevasokā sahamaccharā ca;
 Mānātimānā sahapesuṇā ca, Kutopahūtā te tadiṅgha brūhi ".
(1)

【正田氏訳】
 〔対話者が尋ねた〕「諸々の紛争と諸々の論争は、どこから発生したのですか。しかして、諸々の物惜しみ〔の思い〕と共にある諸々の嘆きと憂いは、さらには、諸々の中傷〔の思い〕と共にある諸々の思量と高慢は、それらは、どこから発生したのですか。どうか、それを説いてください」〔と〕。(1)

【文法的分解と単語訳】
(a)
 Kutopahūtā < kuto + pahūtā 結合
  Kuto (kuto < abl. of ku:adv.) 「どこから」
  pahūtā (pahūta < pp. of pahoti:a.m.pl.nom.) 「発生したのですか。」
 kalahā (kalaha:m.pl.nom.) 「諸々の紛争と」
 vivādā (vivāda:m.pl.nom.) 「諸々の論争は」

(b)
 Paridevasokā < parideva + sokā コンパウンド
  Parideva (parideva:m.comp.) 「諸々の嘆きと」
  sokā (soka:m.pl.nom.) 「憂いは」
 sahamaccharā < saha + maccharā 結合
  saha (saha:prep.) 「と共にある」
  maccharā (macchara:n.pl.nom.) 「諸々の物惜しみ〔の思い〕」
 ca (ca:conj.) 「しかして」

(c)
 Mānātimānā < māna + atimānā コンパウンド,連声(前語語尾aと後語語頭aが結合してā)
  Māna (māna:m.comp.) 「諸々の思量と」
  atimānā (atimāna:m.pl.nom.) 「高慢は」
 sahapesuṇā < saha + pesuṇā 結合
  saha (saha:prep.) 「と共にある」
  pesuṇā (pesuṇa = pesuṇiya,pesuneyya,pesuñña:n.pl.nom.) 「諸々の中傷〔の思い〕」
 ca (ca:conj.) 「さらには」

(d)
 Kutopahūtā < kuto + pahūtā 結合
  Kuto (kuto < abl. of ku:adv.) 「どこから」
  pahūtā (pahūta < pp. of pahoti:a.m.pl.nom.) 「発生したのですか。」
 te (so:pron.3.m.pl.nom.) 「それらは」
 tadiṅgha < tad + iṅgha 連声
  tad (taṃ:pron.3.n.sg.acc.) 「それを」
  iṅgha (iṅgha:interj.) 「どうか」
 brūhi (brūti:v.2.sg.imper.) 「説いてください」〔と〕。」

[備考:略字・記号等]
 m. masculine 男性
 n. neutral 中性
 f. feminine 女性
 pron. pronoun 代名詞
 a. adjective 形容詞
 num. numeral 数詞
 ppr. present participle 現在能動分詞
 pp. past participle 過去受動分詞
 grd. gerundive 義務分詞,未来受動分詞
 v. verb 動詞
 indecl. indeclinable 不変化詞(不変語):副詞,接続詞,間投詞,前置詞を含む総称
 adv. adverb 副詞
 conj. conjunction 接続詞
 interj. interjection 間投詞
 prep. preposition  前置詞
 pref. prefix 接頭辞
 suf. suffix 接尾辞
 1. the first person 一人称
 2. the second person二人称
 3. the third person三人称
 sg. singular 単数
 pl. plural 複数
 nom. nominative 主格
 acc. accusative 対格
 inst. instrumental 具格
 abl. ablative 奪格
 dat. dative 与格
 gen. genitive 属格
 loc. locative 処格
 voc. vocative 呼格
 comp. compound コンパウンド(複合詞,合成語)であり、次の語句と、語基等のまま(数・格なし)で結合していることを表す。
 pres. present 現在
 aor. aorist アオリスト
 pf. perfect 完了
 fut. future 未来
 imper. imperative 命令形
 opt. optative 願望法
 cond. conditional 条件法
 ger. gerund 連続体
 inf. infinitive 不定体
 pass. passive 受動動詞
 caus. causative 使役動詞
 denom.  denominative 名動詞
 med. medium 為自言(middle)(refl. reflective 反照態)

 < 二語以上が結合している場合の構成や、単語の成り立ちを後ろに記す。
  (例:「kuhiñci < kuhiṁとciの連声」は、kuhiñciはkuhiṁとciの連声という意味)
  (例:「sata < pp. of sarati」は、sataはsaratiの過去受動分詞であるという意味)
 > 解釈や修飾語句による性の変化を記す。
  (例:「n>m」は、本来中性だがここでは男性の曲用をしているという意味)
 / 他にも可能な訳や解釈を後ろに記す。
  (例:「dat/gen.」は、与格と属格両方の可能性があるという意味)

 なお、タイトルに記している二つの偈番号は、一つめが底本であるタイ版[国際版]パーリ三蔵(第六結集版を改訂したもの)に記載されている偈番号で、二つめの括弧内の番号がPTS版の偈番号です。



(文責:脇坂)

4.10. 「〔身体の〕破壊の前に」の経 868. (861)

【経典文】
 Yassa loke sakaṃ natthi, Asatā ca na socati;
 Dhammesu ca na gacchati, Sa ve santoti vuccatī"ti.
(14)

【正田氏訳】
 彼に、世において、自らのものが存在しないなら、しかして、〔彼は〕所有するものがないので、〔もはや、何ものにも〕憂い悲しまず、さらには、諸々の法(見解)にたいし赴かず、彼は、まさに、『寂静者』と呼ばれます」〔と〕。ということで──(14)

【文法的分解と単語訳】
(a)
 Yassa (ya:pron.m.sg.dat/gen.) 「彼に」
 loke (loka:m.sg.loc.) 「世において」
 sakaṃ (saka:a.n.sg.nom.) 「自らのものが」
 natthi < na + atthi 連声(前語語尾aが消失)
  na (na:adv.) 「ないなら」
  atthi (atthi:v.3.sg.pres.) 「存在し」

(b)
 Asatā (asat,asant < ppr. of atthi:a.m.sg.abl/instr.) 「〔彼は〕所有するものがないので」
 ca (ca:conj.) 「しかして」
 na (na:adv.) 「ず」
 socati (socati:v.3.sg.pres.) 「〔もはや何ものにも〕憂い悲しま」

(c)
 Dhammesu (dhamma:m.pl.loc.) 「諸々の法(見解)にたいし」
 ca (ca:conj.) 「さらには」
 na (na:adv.) 「ず」
 gacchati (gacchati:v.3.sg.pres.) 「赴か」

(d)
 Sa (so:pron.3.m.sg.nom.) 「彼は」
 ve (ve:adv.) 「まさに」
 santoti < santo + iti 連声(後語語頭iが消失)
  santo (santa < pp. of sammati:a.m.sg.nom.) 「『寂静者』」
  iti (iti:indecl.) 「と」
 vuccatī"ti < vuccati + iti 連声(後語語頭iが消失し、前語語尾iがīに長音化)
  vuccati (vuccati < pass. of [vac]:v(pass).3.sg.pres.) 「呼ばれます」〔と〕。」
  iti (iti:indecl.) 「ということで―」

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 < 二語以上が結合している場合の構成や、単語の成り立ちを後ろに記す。
  (例:「kuhiñci < kuhiṁとciの連声」は、kuhiñciはkuhiṁとciの連声という意味)
  (例:「sata < pp. of sarati」は、sataはsaratiの過去受動分詞であるという意味)
 > 解釈や修飾語句による性の変化を記す。
  (例:「n>m」は、本来中性だがここでは男性の曲用をしているという意味)
 / 他にも可能な訳や解釈を後ろに記す。
  (例:「dat/gen.」は、与格と属格両方の可能性があるという意味)

 なお、タイトルに記している二つの偈番号は、一つめが底本であるタイ版[国際版]パーリ三蔵(第六結集版を改訂したもの)に記載されている偈番号で、二つめの括弧内の番号がPTS版の偈番号です。



(文責:脇坂)

4.10. 「〔身体の〕破壊の前に」の経 867. (860)

【経典文】
 Vītagedho amaccharī, Na ussesu vadate muni;
 Na samesu na omesu, Kappaṃ neti akappiyo.
(13)

【正田氏訳】
 貪求〔の思い〕を離れ、物惜しみ〔の思い〕なく、牟尼は、増長している者たちのなかで〔論を〕説きません。等しい者たちのなかで〔論を説き〕ません。卑下している者たちのなかで〔論を説き〕ません。〔時間の〕妄想(時間の型枠・分別妄想・輪廻的あり方)なき者は、〔時間の〕妄想に至りません(輪廻しない・妄想しない)。(13)

【文法的分解と単語訳】
(a)
 Vītagedho < vīta + gedho コンパウンド
  Vīta (vīta < pp. of veti:a.comp.) 「離れ」
  gedho (gedha:m.sg.nom.) 「貪求〔の思い〕を」
 amaccharī (amaccharin:a.m.sg.nom.) 「物惜しみ〔の思い〕なく」

(b)
 Na (na:adv.) 「ません。」
 ussesu (ussa:a.m.pl.loc.) 「増長している者たちのなかで」
 vadate (vadati:v.3.sg.pres.med.) 「〔論を〕説き」
 muni (muni:m.sg.nom.) 「牟尼は、」

(c)
 Na (na:adv.) 「〔論を説き〕ません。」
 samesu (sama:a.m.pl.loc.) 「等しい者たちのなかで」
 na (na:adv.) 「〔論を説き〕ません。」
 omesu (oma:a.m.pl.loc.) 「卑下している者たちのなかで」

(d)
 Kappaṃ (kappa:a.n.sg.acc.) 「〔時間の〕妄想に」
 neti < na + eti 連声(前語語尾aが消失)
  na (na:adv.) 「ません。」
  eti (eti:v.3.sg.pres.) 「至り」
 akappiyo (akappiya:a.m.sg.nom.) 「〔時間の〕妄想(時間の型枠・分別思想・輪廻的なあり方)なき者は」

[備考:略字・記号等]
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 pron. pronoun 代名詞
 a. adjective 形容詞
 num. numeral 数詞
 ppr. present participle 現在能動分詞
 pp. past participle 過去受動分詞
 grd. gerundive 義務分詞,未来受動分詞
 v. verb 動詞
 indecl. indeclinable 不変化詞(不変語):副詞,接続詞,間投詞,前置詞を含む総称
 adv. adverb 副詞
 conj. conjunction 接続詞
 interj. interjection 間投詞
 prep. preposition  前置詞
 pref. prefix 接頭辞
 suf. suffix 接尾辞
 1. the first person 一人称
 2. the second person二人称
 3. the third person三人称
 sg. singular 単数
 pl. plural 複数
 nom. nominative 主格
 acc. accusative 対格
 inst. instrumental 具格
 abl. ablative 奪格
 dat. dative 与格
 gen. genitive 属格
 loc. locative 処格
 voc. vocative 呼格
 comp. compound コンパウンド(複合詞,合成語)であり、次の語句と、語基等のまま(数・格なし)で結合していることを表す。
 pres. present 現在
 aor. aorist アオリスト
 pf. perfect 完了
 fut. future 未来
 imper. imperative 命令形
 opt. optative 願望法
 cond. conditional 条件法
 ger. gerund 連続体
 inf. infinitive 不定体
 pass. passive 受動動詞
 caus. causative 使役動詞
 denom.  denominative 名動詞
 med. medium 為自言(middle)(refl. reflective 反照態)

 < 二語以上が結合している場合の構成や、単語の成り立ちを後ろに記す。
  (例:「kuhiñci < kuhiṁとciの連声」は、kuhiñciはkuhiṁとciの連声という意味)
  (例:「sata < pp. of sarati」は、sataはsaratiの過去受動分詞であるという意味)
 > 解釈や修飾語句による性の変化を記す。
  (例:「n>m」は、本来中性だがここでは男性の曲用をしているという意味)
 / 他にも可能な訳や解釈を後ろに記す。
  (例:「dat/gen.」は、与格と属格両方の可能性があるという意味)

 なお、タイトルに記している二つの偈番号は、一つめが底本であるタイ版[国際版]パーリ三蔵(第六結集版を改訂したもの)に記載されている偈番号で、二つめの括弧内の番号がPTS版の偈番号です。



(文責:脇坂)

4.10. 「〔身体の〕破壊の前に」の経 866. (859)

【経典文】
 Yena naṃ vajjuṃ puthujjanā, Atho samaṇabrāhmaṇā;
 Taṃ tassa apurakkhataṃ, Tasmā vādesu nejati.
(12)

【正田氏訳】
 それをもって、〔世の〕凡夫たちが、しかして、沙門や婆羅門たちが、彼のことを〔種々に〕説くとして、そのことは、彼にとって偏重されることではありません(どうでもいいことである)。それゆえに、諸々の論にたいし動じないのです。(12)

【文法的分解と単語訳】
(a)
 Yena (ya:pron.n.sg.instr.) 「それをもって」
 naṃ (so:pron.3.m.sg.acc.) 「彼のことを」
 vajjuṃ (vadati:v.3.pl.opt.) 「〔種々に〕説くとして」
 puthujjanā (puthujjana:m.pl.nom.) 「〔世の〕凡夫たちが」

(b)
 Atho (atho:indecl.) 「しかして」
 samaṇabrāhmaṇā < samaṇa + brāhmaṇā コンパウンド
  samaṇa (samaṇa:m.comp.) 「沙門や」
  brāhmaṇā (brāhmaṇa:m.pl.nom.) 「婆羅門たちが」

(c)
 Taṃ (taṃ:pron.3.n.sg.nom.) 「そのことは」
 tassa (so:pron.3.m.sg.dat/gen.) 「彼にとって」
 apurakkhataṃ (apurakkhata:a.n.sg.nom.) 「偏重されることではありません(どうでもいいことである)。」

(d)
 Tasmā (ta:pron.3.n.sg.abl.) 「それゆえに」
 vādesu (vāda:m.pl.loc.) 「諸々の論にたいし」
 nejati < na + ejati 連声(前語語尾aが消失)
  na (na:adv.) 「ないのです。」
  ejati (ejati:v.3.sg.pres.) 「動じ」

[備考:略字・記号等]
 m. masculine 男性
 n. neutral 中性
 f. feminine 女性
 pron. pronoun 代名詞
 a. adjective 形容詞
 num. numeral 数詞
 ppr. present participle 現在能動分詞
 pp. past participle 過去受動分詞
 grd. gerundive 義務分詞,未来受動分詞
 v. verb 動詞
 indecl. indeclinable 不変化詞(不変語):副詞,接続詞,間投詞,前置詞を含む総称
 adv. adverb 副詞
 conj. conjunction 接続詞
 interj. interjection 間投詞
 prep. preposition  前置詞
 pref. prefix 接頭辞
 suf. suffix 接尾辞
 1. the first person 一人称
 2. the second person二人称
 3. the third person三人称
 sg. singular 単数
 pl. plural 複数
 nom. nominative 主格
 acc. accusative 対格
 inst. instrumental 具格
 abl. ablative 奪格
 dat. dative 与格
 gen. genitive 属格
 loc. locative 処格
 voc. vocative 呼格
 comp. compound コンパウンド(複合詞,合成語)であり、次の語句と、語基等のまま(数・格なし)で結合していることを表す。
 pres. present 現在
 aor. aorist アオリスト
 pf. perfect 完了
 fut. future 未来
 imper. imperative 命令形
 opt. optative 願望法
 cond. conditional 条件法
 ger. gerund 連続体
 inf. infinitive 不定体
 pass. passive 受動動詞
 caus. causative 使役動詞
 denom.  denominative 名動詞
 med. medium 為自言(middle)(refl. reflective 反照態)

 < 二語以上が結合している場合の構成や、単語の成り立ちを後ろに記す。
  (例:「kuhiñci < kuhiṁとciの連声」は、kuhiñciはkuhiṁとciの連声という意味)
  (例:「sata < pp. of sarati」は、sataはsaratiの過去受動分詞であるという意味)
 > 解釈や修飾語句による性の変化を記す。
  (例:「n>m」は、本来中性だがここでは男性の曲用をしているという意味)
 / 他にも可能な訳や解釈を後ろに記す。
  (例:「dat/gen.」は、与格と属格両方の可能性があるという意味)

 なお、タイトルに記している二つの偈番号は、一つめが底本であるタイ版[国際版]パーリ三蔵(第六結集版を改訂したもの)に記載されている偈番号で、二つめの括弧内の番号がPTS版の偈番号です。



(文責:脇坂)

4.10. 「〔身体の〕破壊の前に」の経 865. (858)

【経典文】
 Na tassa puttā pasavo, Khettaṃ vatthuñca vijjati;
 Attā vāpi nirattā vā, Na tasmiṃ upalabbhati.
(11)
【正田氏訳】
 彼に、子供たちや家畜たちは〔見い出され〕ません。さらには、田畑や地所も見い出され〔ません〕。あるいは、また、自己が、あるいは、自己ではないものが、彼においては、〔対象として〕認められないのです。(11)
【文法的分解と単語訳】
(a)
 Na (na:adv.) 「〔見い出され〕ません。」
 tassa (so:pron.3.m.sg.dat/gen.) 「彼に」
 puttā (putta:m.pl.nom.) 「子供たちや」
 pasavo (pasu:m.pl.nom.) 「家畜たちは」

(b)
 Khettaṃ (khetta:n.sg.nom.) 「田畑や」
 vatthuñca < vatthuṃ + ca 連声(前語語尾ṃがñに変化)
  vatthuṃ (vatthu (vatthus):n.sg.nom.) 「地所も」
  ca (ca:conj.) 「さらには」
 vijjati (vijjati < pass. of vindati:v(pass).3.sg.pres.) 「見い出され〔ません〕。」

(c)
 Attā (attan:m.sg.nom.) 「自己が」
 vāpi < vā + api 連声(後語語頭aが消失)
  vā (vā:adv.conj.) 「あるいは」
  api (api:indecl.) 「また」
 nirattā (nirattan < nir(pref.)+attan:m.sg.nom.) 「自己ではないものが」
 vā (vā:adv.conj.) 「あるいは」

(d)
 Na (na:adv.) 「ないのです。」
 tasmiṃ (so:pron.3.m.sg.loc.) 「彼においては」
 upalabbhati (upalabbhati < pass. of upalabhati:v(pass).3.sg.pres.) 「〔対象として〕認められ」

[備考:略字・記号等]
m. masculine 男性
n. neutral 中性
f. feminine 女性
pron. pronoun 代名詞
a. adjective 形容詞
num. numeral 数詞
ppr. present participle 現在能動分詞
pp. past participle 過去受動分詞
grd. gerundive 義務分詞,未来受動分詞
v. verb 動詞
indecl. indeclinable 不変化詞(不変語):副詞,接続詞,間投詞,前置詞を含む総称
adv. adverb 副詞
conj. conjunction 接続詞
interj. interjection 間投詞
prep. preposition  前置詞
pref. prefix 接頭辞
suf. suffix 接尾辞
1. the first person 一人称
2. the second person二人称
3. the third person三人称
sg. singular 単数
pl. plural 複数
nom. nominative 主格
acc. accusative 対格
inst. instrumental 具格
abl. ablative 奪格
dat. dative 与格
gen. genitive 属格
loc. locative 処格
voc. vocative 呼格
comp. compound コンパウンド(複合詞,合成語)であり、次の語句と、語基等のまま(数・格なし)で結合していることを表す。
pres. present 現在
aor. aorist アオリスト
pf. perfect 完了
fut. future 未来
imper. imperative 命令形
opt. optative 願望法
cond. conditional 条件法
ger. gerund 連続体
inf. infinitive 不定体
pass. passive 受動動詞
caus. causative 使役動詞
denom.  denominative 名動詞
med. medium 為自言(middle)(refl. reflective 反照態)

< 二語以上が結合している場合の構成や、単語の成り立ちを後ろに記す。
 (例:「kuhiñci < kuhiṁとciの連声」は、kuhiñciはkuhiṁとciの連声という意味)
 (例:「sata < pp. of sarati」は、sataはsaratiの過去受動分詞であるという意味)
> 解釈や修飾語句による性の変化を記す。
 (例:「n>m」は、本来中性だがここでは男性の曲用をしているという意味)
/ 他にも可能な訳や解釈を後ろに記す。
 (例:「dat/gen.」は、与格と属格両方の可能性があるという意味)

なお、タイトルに記している二つの偈番号は、一つめが底本であるタイ版[国際版]パーリ三蔵(第六結集版を改訂したもの)に記載されている偈番号で、二つめの括弧内の番号がPTS版の偈番号です。


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